デロンギはどこの国?イタリアの家電ブランド|製造国・本社・歴史も解説
先に結論
デロンギは、イタリアの家電ブランドです。
イタリア北部のトレヴィーゾにグループ本社を置き、日本ではデロンギ・ジャパン株式会社が事業を行っています。ただし、イタリアのブランドであることと、すべての製品がイタリア製であることは同じではありません。
デロンギの歴史を1行で
1902年 グループ創業 → 1974年 最初のオイルヒーター → 1993年 コーヒーマシンへ参入 → 2003年 マグニフィカ発売
わが家では、2021年に購入したデロンギ「プリマドンナXS(ETAM36365MB)」を5年以上使っています。
けれど購入した当時の私は、デロンギがどこの国の会社なのか、詳しく知りませんでした。
知っていたのは、オイルヒーターで聞いたことがある名前で、家でもカフェラテを作れるらしいということくらいです。
この記事では、デロンギの国、本社、製造国、コーヒーマシンを作るようになった歴史を、公式情報をもとに整理します。
そのうえで、仕事と育児で余力を使い切っていた私が、なぜこのマシンを5年以上使い続けてきたのかもお話しします。

デロンギはどこの国?イタリアの家電ブランドです
デロンギ(De’Longhi)は、イタリアの家電ブランドです。
デロンギ・グループの本社は、イタリア北部の都市トレヴィーゾにあります。
公式の会社概要では、グループの創業年は1902年と案内されています。現在は、コーヒー、調理、空調・ホームケアなどの小型家電を扱い、グループの商品は120を超える市場で販売されています。
名前やデザインだけがイタリア風なのではなく、会社のルーツとグループ本社がイタリアにあるブランドです。
本社があるトレヴィーゾはどこ?
トレヴィーゾは、イタリア北東部にある都市です。
水路や歴史ある街並みが残り、ヴェネツィアにも比較的近い地域にあります。
「デロンギはどこの国?」への短い答えはイタリア。「イタリアのどこ?」まで答えるなら、トレヴィーゾです。

日本にはデロンギ・ジャパン株式会社がある
日本では、1995年に設立されたデロンギ・ジャパン株式会社が事業を行っています。
そのため、日本語の公式サイト、取扱説明書、修理や問い合わせの窓口があります。
日本で販売やサポートを行う会社はありますが、デロンギそのものが日本発祥のブランドというわけではありません。
イタリアのブランドでも、すべてがイタリア製とは限りません
「デロンギはイタリアの会社」と分かると、次に気になるのが製造国ではないでしょうか。
ここで分けて考えたいのが、次の2つです。
- ブランドが生まれた国
- その製品が実際に作られた国
デロンギはイタリアのブランドですが、すべての商品がイタリア国内で製造されているとは限りません。
デロンギ・グループは世界各地に生産拠点を持ち、外部の製造パートナーが組み立てる商品もあると説明しています。そのため、「デロンギ製品はすべてイタリア製」「すべて中国製」と一括りにはできません。
製造国は、本体の銘板や商品仕様で確認する
特定の商品の製造国を知りたい場合は、次の場所を確認するのが確実です。
- 本体の背面や底面にある銘板
- 商品ページの仕様欄
- 商品の外箱
- 取扱説明書
同じデロンギでも、商品や機種によって製造国が異なる可能性があります。
「イタリアのブランドだからイタリア製だろう」と決めつけず、購入予定の商品ごとに確認する必要があります。
実際に、わが家で使っているプリマドンナXS(ETAM36365MB)の本体を確認すると、銘板には「原産国:イタリア」と表示されていました。
ただし、これはわが家で使っているプリマドンナXSの表示です。デロンギのすべての製品がイタリア製という意味ではないため、製造国や原産国を知りたい場合は、購入する機種ごとに確認してください。

デロンギは、もともと何を作っていた会社?
私にとってデロンギといえば、コーヒーマシンより先にオイルヒーターの印象がありました。
実際、デロンギは最初からコーヒー専門の会社だったわけではありません。
1902年と1974年は、意味が違う
デロンギの歴史を調べると、「1902年」と「1974年」という2つの年が出てきます。
この2つは、次のように分けると分かりやすくなります。
- 1902年:デロンギ・グループの創業年
- 1974年:公式ブランド史で、デロンギ最初の製品として紹介されているオイルヒーターが登場した年
「1902年にオイルヒーターを発売した」という意味ではありません。
デロンギ・グループの公式ブランド史では、1974年に生まれたオイルヒーターを最初の製品として紹介しています。
その後、ファンヒーターやポータブルエアコン、調理家電などへ事業を広げていきました。
1993年にコーヒーマシン分野へ参入
デロンギがコーヒーマシン分野へ参入したのは、1993年です。
最初はポンプ式のコーヒーマシンから始まり、1995年には自動カプチーノ技術につながる特許を取得したと、公式ブランド史に記載されています。
2003年には、デロンギ初の全自動コーヒーマシン「マグニフィカ」を発売しました。豆を挽くところから抽出までを自動で行えるマシンです。
2004年にはネスプレッソと提携し、コーヒーマシン分野で存在感を強めていきました。
現在では、コーヒーマシンがデロンギを代表する製品のひとつになっています。
なぜデロンギはコーヒーマシンで知られている?
以前のこの記事では、「オイルヒーターの温度管理技術が、コーヒーマシンのおいしさにつながった」と書いていました。
しかし、公式情報を確認した範囲では、暖房家電の技術がそのままコーヒーマシンへ転用されたとまでは断定できませんでした。
デロンギが暖房家電から始まり、後にコーヒーマシンを中心的な事業へ育てたことは事実です。ただ、それだけでコーヒーがおいしい理由を説明するのは避けた方が正確です。
全自動なら、手作業を減らしやすい
デロンギの全自動コーヒーマシンは、豆を挽き、エスプレッソを抽出する工程を自動で行います。
さらに、わが家のプリマドンナXSのように、自動でミルクメニューを作れる機種もあります。
豆と水、牛乳を用意してメニューを選べば、家でカフェラテやカプチーノを作れる。手動で豆を挽き、抽出し、ミルクを泡立てる場合と比べて、必要な手作業を減らせます。
ただし、味は豆の種類、設定、牛乳、手入れの状態、飲む人の好みによっても変わります。
「イタリアの会社だから必ずおいしい」「ボタンを押せば必ずカフェと同じ味になる」とまでは言えません。
私にとって大きかったのは、完璧な一杯を再現できることより、外へ買いに行かなくても、家で温かいラテを選べることでした。
プリマドンナXSを5年以上使って感じたこと
私は、デロンギがイタリアの会社だからプリマドンナXSを選んだわけではありません。
イタリアのブランドだと詳しく知ったのは、むしろ購入した後でした。
購入のきっかけや、約13万円を出すまでの迷いは、別の記事に詳しく書いています。ここでは、5年以上使った今振り返ると、このマシンが私にとってどんな存在だったのかをお話しします。
子どもが4歳と2歳だった頃、ラテを買いに行くことさえ負担だった
デロンギを購入した2021年、子どもたちは4歳と2歳でした。
別々の保育園への送迎、
片道約1時間の通勤、
時短勤務とはいえ気を抜けない仕事。
夫の帰宅は遅く、帰宅後の夕食、お風呂、寝かしつけまで、ほぼ一人で回す日も珍しくありませんでした。
朝から時計を見ながら動き続け、
夜には体力も気力も、子どもへ向ける優しささえほとんど残っていない。
それでも、その日にやると決めたことは最後まで終わらせないと気が済まない。私は、休むことにまで真面目になってしまうタイプです。
そんな一日の終わりに思っていたのは、立派なことではありません。
「コーヒーを1杯くらい、座って飲みたい」
ただ、それだけでした。
コンビニへ行けばラテは買えます。でも、小さな子どもを置いて夜に出かけるわけにはいきません。子どもを連れて出れば、休憩ではなく、もうひとつの用事になります。
ドリップコーヒーは作れても、私が飲みたかったのは、温かいミルクの入ったラテでした。
だから選んだのが、自動でミルクメニューを作れるプリマドンナXSでした。
デロンギは、もっと頑張るための道具ではなかった
便利な家電を紹介するとき、「時短できた分、ほかの家事ができます」と書かれることがあります。
でも私にとって、デロンギで生まれた時間は、さらに仕事や家事を詰め込むためのものではありませんでした。
デロンギは、もっと頑張るための道具ではなく、頑張らなくてもラテを選べるようにする逃げ道でした。
豆を挽く。
エスプレッソを抽出する。
ミルクをきれいに泡立てる。
それを全部できる自分にならなくても、温かいラテは飲める。
疲れているから今日はブラックコーヒーで我慢する、という小さな諦めをしなくていい。
高価なコーヒーマシンを買っても、仕事や育児が上手になるわけではありません。疲れにくい人にも、何でも一人でこなせるパワフルな母親にもなれませんでした。
でも、余裕のない自分でも使える仕組みを、台所にひとつ置くことはできました。
買って後悔しないか迷っている方へ
私がプリマドンナXSを購入したのは2021年です。約13万円で購入し、5年以上使う間には、毎日のお手入れや31,900円での修理も経験しました。
価格、置き場所、音、お手入れ、故障の負担まで確認してから購入を判断したい方は、次の記事をご覧ください。
全自動でも、手入れと修理は必要だった
購入前の私は、「全自動なら、掃除もほとんどしなくていい」と思っていました。
実際には、カス受けや給水タンクの手入れ、ミルク関連部品の洗浄、定期的な除石灰などが必要です。5年以上の間には、ミルクが出なくなり、31,900円で修理したこともありました。
何もしなくても、永遠にラテを出してくれる魔法の箱ではありません。
それでも使い続けているのは、手入れや修理の負担を含めても、家でラテを選べることが、わが家では大きかったからです。
同じ機種を長く使った本音や、実際の手入れで困っている方は、今の悩みに近い記事から確認してください。
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デロンギの全自動コーヒーマシンが向いている人
5年以上使った私が、デロンギの全自動コーヒーマシンを検討する価値があると思うのは、次のような人です。
- ブラックコーヒーより、ラテやカプチーノが好き
- 豆を挽くところから毎回手作業で行うのは続きそうにない
- 手動でミルクを泡立てるより、自動ミルクメニューを使いたい
- カフェやコンビニへ行かず、家でミルクメニューを飲みたい
- 本体価格だけでなく、手入れや修理の可能性も含めて考えられる
- もっと頑張るためではなく、頑張れない日にも好きな一杯を選ぶために家電を使いたい
反対に、ブラックコーヒーしか飲まない人、手で淹れる工程自体を楽しみたい人、ミルク関連部品の手入れを増やしたくない人には、もっとシンプルなコーヒーメーカーが合う可能性があります。
☕ 現在選べるミルクメニュー対応機
プリマドンナXSは旧機種です。現在販売されている機種のうち、豆を挽くところから、カプチーノやラテマキアートまでワンタッチで作れる選択肢のひとつが、「マグニフィカ スタート ECAM22080GB」です。
機能や選べるメニューはプリマドンナXSと同じではありませんが、私が便利だと感じている「疲れている日も、ミルクメニューまでボタンひとつで作れる」という使い方に近い機種です。
※私はECAM22080GBを使用していません。作れるメニュー、本体サイズ、お手入れ方法、保証内容などは、購入前に販売ページとデロンギ公式サイトで最新情報をご確認ください。
デロンギについてよくある質問
デロンギは日本の会社ですか?
いいえ。デロンギはイタリアの家電ブランドです。日本ではデロンギ・ジャパン株式会社が事業を行っています。
デロンギの本社はどこですか?
デロンギ・グループの本社は、イタリア北部のトレヴィーゾにあります。
デロンギはイタリア製ですか?
デロンギはイタリアのブランドですが、すべての商品がイタリア製とは限りません。製造国は商品や機種によって異なる可能性があるため、本体の銘板や商品仕様を確認してください。
デロンギ製品には中国製もありますか?
デロンギ・グループは中国を含む世界各地に生産拠点を持っています。ただし、特定商品の製造国は商品ごとに確認する必要があります。「デロンギ製品はすべて中国製」と一括りにはできません。
デロンギは、もともと何を作っていた会社ですか?
公式ブランド史では、1974年に登場したオイルヒーターが、デロンギ最初の製品として紹介されています。その後、空調、調理、コーヒーマシンなどへ事業を広げました。
デロンギがコーヒーマシンを作り始めたのはいつですか?
公式ブランド史によると、コーヒーマシン分野への参入は1993年です。2003年には全自動コーヒーマシン「マグニフィカ」を発売しました。
デロンギの全自動コーヒーマシンは手入れ不要ですか?
いいえ。全自動でも、カス受け、給水タンク、ミルク関連部品、除石灰などの手入れが必要です。必要な手入れは機種によって異なるため、使用する機種の取扱説明書を確認してください。
デロンギについて、今の悩みから記事を選びたい方へ
購入前の疑問、毎日のお手入れ、部品の掃除、石灰除去、故障・修理まで、プリマドンナXSを5年以上使った記事を悩み別にまとめています。
デロンギの全自動コーヒーマシンを5年以上使った記事まとめを見る
まとめ|デロンギはイタリア発の家電ブランドです
デロンギは、イタリア北部のトレヴィーゾにグループ本社を置く、イタリアの家電ブランドです。
グループの創業年は1902年。公式ブランド史では、1974年のオイルヒーターを最初の製品として紹介しています。1993年にコーヒーマシン分野へ参入し、2003年に全自動コーヒーマシン「マグニフィカ」を発売しました。
ただし、イタリアのブランドだからといって、すべての製品がイタリア製とは限りません。製造国を知りたい場合は、購入する商品ごとに銘板や仕様を確認する必要があります。
そして、私が5年以上使い続けている理由は、「イタリアの有名ブランドだから」だけではありません。
朝から仕事と育児と家事を回し、夜には気力も優しさも残っていない。
そんな日でも、豆を挽く腕や、ミルクを上手に泡立てる技術がなくても、ボタンを押せば温かいラテを選べる。
休むために、もうひと頑張りしなくていい。
私にとってデロンギは、暮らしを完璧にするための家電ではなく、完璧にできない日にも、好きな一杯へ逃げ込めるようにする家電でした。
今日も全部はうまくできなかったけれど、温かいラテを飲む数分くらいは、自分に残していい。
その数分を守ってくれたことが、わが家でのデロンギのいちばん大きな価値です。

