バスタオルの生乾き臭が取れない|洗っても濡れると臭う原因とリセット方法
結論。乾いている時は平気なのに、濡れると臭うバスタオルは、洗剤を増やす前に一度臭いをリセットします。
まず洗濯表示を確認し、使えるタオルだけ、表示に合う方法で粉末の酸素系漂白剤を使います。その後は、洗濯機へ詰め込みすぎない・洗い終わったら早く乾かす・使用後の濡れたタオルを丸めない。この3つで臭い戻りを減らします。
洗濯表示を見る → 今ある臭いを一度リセット → 詰め込みすぎず洗う → 早く乾かす → 使用後は広げて干す
「これ、臭うよ」
洗ったバスタオルを家族に返された時、否定されたのは、タオル1枚だけではないように感じました。
洗って。干して。取り込んで。畳んで。棚へ戻した。
そこまでやった昨日の家事が、顔を拭いた一瞬で、なかったことにされたようでした。
うちの夫と子どもたちは、大きなバスタオルが好きです。でも、使う側に見えるのは1枚でも、洗う側には、その後の全部がついてきます。
濡れて重くなる。
洗濯槽を埋める。
干す場所を取る。
乾きにくい。
そして臭ったら、また洗う。
私が減らしたかったのは、タオルの臭いだけではありません。洗ったのにまた最初へ戻される、あの気持ちでした。
この記事では、洗っても臭うバスタオルを一度リセットする考え方と、臭い戻りを減らすために、わが家で変えたことをまとめます。
タオルの素材や色柄、洗濯機の機種、酸素系漂白剤の商品によって、使える温度や方法は異なります。洗濯表示・洗濯機の取扱説明書・商品の表示のうち、いちばん低い上限や厳しい条件に合わせてください。
洗ったバスタオルが、濡れると臭うのはなぜ?
乾いて棚にある時は、何も感じなかった。
それなのに、お風呂上がりに顔や髪を拭いた瞬間、雑巾のような臭いが戻ってくる。
この「濡れると臭う」状態には、タオルの繊維に残った皮脂などの汚れや、湿った状態で増えた菌が関係している可能性があります。
バスタオルは、お風呂上がりの身体から水分だけを吸っているわけではありません。汗や皮脂も少しずつ受け取ります。さらに厚みがあり、濡れた状態が長く続きやすいものです。
洗濯で落としきれなかったものが重なり、乾くまでに時間がかかる。その繰り返しで、洗った直後には分からなかった臭いが、再び濡れた時に気になりやすくなります。
原因を細かく決めつけるよりも、次の3つを分けて考える方が役に立ちます。
- 特定のバスタオルだけが臭う
- 家族のタオルや、ほかの洗濯物まで臭う
- 洗濯機そのものが臭う、黒い汚れがつく
バスタオル1枚だけなら、まずはそのタオルを一度リセットします。ほかの衣類や洗濯機まで臭うなら、見る場所はタオルだけではありません。
今ある生乾き臭は、一度リセットします
何度洗っても臭うタオルを、いつもの洗濯へ戻し続けるだけでは、また同じところへ帰ってくることがあります。
そんな時は、毎回洗剤を増やすのではなく、臭いが気になるタオルだけを分けて、一度リセットします。
最初に洗濯表示を見ます
わが家で使っているのは、過炭酸ナトリウム100%の粉末酸素系漂白剤です。ただし、粉末の酸素系漂白剤は、すべての素材へ使えるわけではありません。
洗濯表示で漂白剤を使えないタオル、ウールやシルクなど使用できない素材、色落ちが心配なものには使いません。使える素材でも、目立たない場所で確認すると安心です。
また、洗濯機へ直接入れてよいか、洗濯槽でつけ置きできるかは機種によって異なります。
ここで必要なのは、「熱いほど効く」「長く置くほど落ちる」と覚えることではありません。タオル・洗濯機・商品の3つの表示に合わせることです。
量・温度・つけ置き時間は、別の記事で確認できます
このページでは、酸素系漂白剤の細かい分量や温度を繰り返しません。
何リットルのお湯にどれくらい入れるか、洗濯機のどこへ入れるか、使えない素材は何かを確認してから始めたい方は、こちらにまとめています。
使えることを確認したあとで、必要なら商品を選びます。私は、香りを重ねるためではなく、臭い戻りで二度洗いをしないための逃げ道として置いています。
洗い15分で臭いが残る日は、洗濯槽の中で1時間置きました
わが家では普段、人が入る前に新しく沸かしたお湯を使い、洗濯機の「洗い」を15分に設定しています。
それで気にならない日もあります。でも、汗を多く吸ったものや、濡れたまま時間がたったものは、洗い15分だけでは臭いが残る日がありました。
残り湯をやめ、人が入る前の新しいお湯に変えました
最初の頃は、私も入浴後の残り湯を洗濯に使っていました。
せっかく浴槽に残っているのだから、捨てるより洗濯へ使った方がもったいなくないと思っていたんです。
ところが、人が入ったあとのお湯には皮脂や汚れが混ざっていて、洗濯物や洗濯槽の臭いにつながる可能性があると知りました。
残り湯を使えば必ず黒カビが生える、とまでは言えません。洗濯機の状態や洗剤、乾燥のさせ方など、ほかの条件も重なります。
それでも私は、臭いを落とすための洗濯へ、汚れが気になる水を戻すことに引っかかりました。
そこで早い段階で残り湯を使うのをやめ、洗濯用に42℃のお湯を新しく沸かすようになりました。
洗濯を始める前にお風呂を沸かし、「お風呂が沸きました」と案内が聞こえたら、風呂水給水ホースを湯船へ入れます。家族が入る前の、まだ誰も使っていないお湯を「お湯取り」で洗濯機へ送っています。
風呂水給水ホースは、すすぎが終わるまで浴槽に入れたままです。わが家の洗濯機と現在の設定では、「洗い15分」だけでなく、すすぎ2回にも浴槽のお湯と水道水の両方が使われます。
家族が入るお風呂とは別に沸かすので、わが家では1日に2回、お風呂を沸かしています。お湯だけを見れば、もったいない使い方かもしれません。
それでも、臭いが戻って何度も洗い直すことや、黒カビを心配し続けることまで含めて、私はこの方法を選びました。節約だけを正解にせず、私が無理なく続けられる方を選んでいます。
「また洗う」より、最初の洗濯へ時間を足しました
ある日、汗を吸った化繊の寝間着をいつもの洗い15分で洗ったあと、夫から「これ、まだ臭うんだけど」と返されました。
私だって、ちゃんと洗って干しています。
内心カッとしました。でも、そこで言い合っても、私の仕事も臭いも減りません。
翌日は、洗いが終わったところで洗濯機を一時停止し、洗浄液をためたまま1時間置いてから、すすぎと脱水まで仕上げました。その日は臭いが気にならず、二度洗いを避けられました。
これはバスタオルで時間を比較した試験ではなく、わが家の化繊の寝間着での体験です。すべてのタオルが1時間で改善するという意味ではありません。
それでも私には、「洗い直す前に、最初の洗濯へ少し時間を足す」という考え方が残りました。
二度洗いをしないために、最初の洗濯で少しだけ時間を取る。洗濯をもっと頑張るのではなく、臭い戻りでやり直さなくて済む仕組みに変えました。
わが家の流れは、洗い15分のあとに1時間置く方法です
わが家の縦型洗濯機では、次の流れで行っています。
風呂水を洗いやすすぎのどこまで使えるかは、洗濯機の機種や設定によって異なります。わが家と同じ操作にせず、自宅の取扱説明書を確認してください。
42℃は、わが家のお風呂の設定温度です。洗濯槽へ入った時の実際の液温とは異なり、すべてのタオルや洗濯機に適した温度でもありません。必ず洗濯表示と取扱説明書を優先してください。
洗濯槽に水が入っている間は、子どもやペットが近づかないようにします。洗濯槽でつけ置きできるか、フタを閉めた状態で一時停止できるかは、洗濯機の取扱説明書を確認してください。機種に「つけおき」コースがある場合は、その方法を優先します。
風呂水の使用方法や運転途中の操作は、機種によって異なります。日立の風呂水使用に関する案内も参考にしながら、自宅の機種の取扱説明書を優先してください。
バスタオルを詰め込みすぎない
大きなバスタオルは、洗濯機に入れた時点では「たった1枚」に見えます。
でも、水を吸えば重くなり、ほかの衣類が動く場所も取ります。洗濯物同士が固まって動けなければ、洗浄液が十分に行き渡りにくくなります。
子どもの服、夫の服、パジャマ、靴下、家族分のタオル。
洗濯機へ入るなら、全部まとめて一度で終わらせたい。私もそう思って、押し込んでいました。
でも、一度で終わらせるために詰めたのに、臭いが残ってもう一度洗えば、洗濯は減りません。
今は「何割」と厳密に測るより、上から見て洗濯物が動ける余裕があるかを見ています。洗濯機の容量や推奨量も、取扱説明書で確認します。
二回に分けるのが無理な日は、せめて大きなタオルを1枚だけ次へ回す。それだけでも、洗濯槽の中に少し逃げ道を作れます。
洗濯後は、できるだけ早く乾かします
洗い方を変えても、洗濯機の中へ濡れたまま置けば、また臭いが気になりやすくなります。
終了音が鳴ったのに、子どもに呼ばれる。
朝ごはんを片づける。
犬の世話をする。
気づけば時間がたっている。
そんな日は、普通にあります。
だから「洗濯物を全部きれいに干す」ではなく、厚いバスタオルだけ先に出すことにしました。
重なる面を減らして、風の通り道を作ります
バスタオルを干す時は、端をぴったり重ねず、少しずらします。物干し竿を2本使えるならM字のように渡し、使えない時は蛇腹になるハンガーなどで、空気に触れる面を増やします。
部屋干しなら、サーキュレーターや扇風機の風を当てます。
乾燥機を使えるかどうかは、タオルの洗濯表示と乾燥機の取扱説明書を確認してください。熱に弱い素材や装飾があるものは、無理に入れません。
全部を完璧に干せなくても、いちばん乾きにくいものへ先に風を当てる。それだけで、夜の自分へ残す仕事を減らせます。
使用後の濡れたバスタオルを、丸めたままにしない
臭い戻りを減らすには、洗濯後だけでなく、洗う前の置き方も大切です。
お風呂上がりに使ったバスタオルを、濡れたまま洗濯かごへ入れる。家族にとっては、そこでタオルの仕事は終わりです。
でも、洗濯するまで何時間もあると、湿ったタオルがかごの底で重なります。
わが家では、すぐ洗わないタオルは、浴室のバーなど決めた場所へいったん広げてかけます。完全に乾かすためではなく、丸めて湿気を閉じ込めないためです。
「使ったバスタオルは、かごへ丸めず、ここにかけてね」
毎回考えて注意するのではなく、かける場所を一つ決めておきます。
怒らなくて済む仕組みを作ることも、臭い対策の一つです。
大きなバスタオルを、小さめへ替える選択肢
洗い方を工夫しても、家族4人が毎日大判のバスタオルを使えば、洗濯物はそれだけで膨らみます。
大きい。
重い。
干す場所を取る。
乾くまで時間がかかる。
臭いを取る方法を増やす前に、臭いが残りにくい大きさへ替える選択肢もあります。
フェイスタオルでは小さい。でも、大判でなくてもよかった
いきなりフェイスタオル1枚にすると、夫も子どもも嫌がると思いました。そこで2024年に買ったのが、「バスタオル卒業宣言」です。
フェイスタオルより長く、身体や髪を拭ける大きさは残しながら、一般的な大判バスタオルより場所を取りにくいサイズでした。
小さくしたからといって、必ず生乾き臭がなくなるわけではありません。それでも、洗濯槽の中で取る場所、干す場所、乾くまでの負担を小さくしやすくなります。
家族全員分を一度に替える必要もありません。まずは自分用だけ、子ども用だけでも十分です。
身体を拭ける長さはほしいけれど、毎日の洗濯物と干す場所は少し軽くしたい。わが家では、その中間として使い始めました。
約2年後、夫も「大判でなくていい」に変わりました
バスタオル卒業宣言を約2年使った頃、夫から「吸水が悪くなってきた気がする。そろそろ新しくしてほしい」と言われました。
吸水力は、使い方や洗い方、経年変化でも感じ方が変わります。ここでうれしかったのは、夫が「もっと大きなバスタオルへ戻して」とは言わなかったことでした。
十分な長さと吸水力があれば、小さめでも身体を拭ける。2年かけて、家族の中でもそれが普通になっていました。
そこで次は、Amazonで見つけた「やわらか速乾 スリムバスタオル」を4枚購入しました。
まだ使い始めて数か月なので、長期の耐久性までは分かりません。今のところは、柔軟剤を使わなくても、家族が好むやわらかさが残っています。
商品名に「速乾」とあっても、干し方や室温、湿度によって乾き方は変わります。このタオルに替えれば臭いが消える、というものではありません。
それでも、家族が嫌がらない範囲でタオルを小さくすることは、私が毎日洗う量を減らすための、現実的な逃げ道になりました。
それでも臭う時は、タオル・洗濯槽・買い替えを分けて考えます
一度リセットし、詰め込みすぎずに洗い、早く乾かしても臭いが戻ることがあります。
そんな時に、同じ方法を何度も繰り返す必要はありません。どこまで臭うかで、次に見る場所を変えます。
特定のバスタオルだけが臭う
同じ洗濯物の中で、そのタオルだけが臭うなら、繊維の奥に汚れが重なっているか、タオルそのものが傷んでいる可能性があります。
表示に合う方法で一度リセットしても戻り、吸水力の低下、黒ずみ、ごわつき、ほつれも気になるなら、買い替えを考えてよい時期です。
「まだ使える」と「気持ちよく使える」は、同じではありません。
家族のタオルや、ほかの衣類まで臭う
バスタオルだけでなく、パジャマや肌着などにも臭いが戻るなら、洗濯物の量、洗剤の表示量、すすぎ、干すまでの時間など、毎日の流れを確認します。
ゲロ臭、靴下臭、おねショなど、別の臭いにも困っている場合は、同じ方法ですべて倒そうとせず、悩みを分けた方が近道です。
以前のわが家では、臭いを残したくなくて約42℃のお湯で毎日のように1時間つけ置きをしていました。
洗濯機の買い替えを機に、現在は普段のつけ置きをやめ、自動おそうじや洗濯後の水分にも目を向けています。
洗濯機と毎日の洗い方を見直した話を見る
洗濯機の中も臭う、黒い汚れがつく
家族のタオルや衣類がまとめて臭い、洗濯機を開けても臭う、黒いピロピロした汚れがつく場合は、タオルより先に洗濯槽を確認します。
洗濯槽の掃除方法までこのページで広げると、今困っているバスタオルから離れてしまいます。黒カビや洗濯槽の臭いはこちらで分けて説明しています。
バスタオルの生乾き臭についてよくある質問
柔軟剤を増やせば、生乾き臭は消えますか?
柔軟剤の香りで、一時的に臭いが分かりにくくなることはあります。ただ、タオルに残った汚れや、湿った状態が続く原因まで取り除けるとは限りません。
洗っても濡れると臭う時は、柔軟剤を増やす前に、洗濯表示を確認して今ある臭いを一度リセットします。その後、詰め込みすぎ・乾くまでの時間・使用後の置き方を見直します。
酸素系漂白剤は、毎回の洗濯で使った方がいいですか?
わが家では、すべての洗濯で必ず使うものではなく、臭いが気になる時に一度リセットするための選択肢として置いています。
使える頻度や量は商品によって異なります。タオルの洗濯表示、洗濯機の取扱説明書、酸素系漂白剤の商品表示を確認してください。
熱湯を使えば、生乾き臭は取れますか?
熱いほどよいとは限りません。高温のお湯によって、タオルの色や繊維が傷んだり、洗濯機で使用できる温度を超えたりする可能性があります。
わが家の42℃は、お風呂を沸かした時の設定温度です。どの家庭にも共通する推奨温度ではありません。洗濯表示と取扱説明書に書かれた上限を優先してください。
一度リセットしても臭うバスタオルは、捨てた方がいいですか?
すぐに捨てなくてもかまいません。まず、そのタオルだけが臭うのか、ほかの洗濯物や洗濯機まで臭うのかを確認します。
表示に合う方法で洗っても臭いが戻り、吸水力の低下、黒ずみ、ごわつき、ほつれも気になるなら、買い替えを考えてよい時期です。
「まだ使えるか」だけではなく、「洗い直さず、気持ちよく使えるか」で決めてもいいと思います。
まとめ|今日のバスタオル1枚から変えればいい
バスタオルの生乾き臭が取れない時は、洗剤や柔軟剤を足す前に、臭う範囲を分けます。
特定のタオルだけなら、洗濯表示を確認して一度リセットする。
その後は、洗濯機へ詰め込みすぎない。洗い終わったら早く乾かす。使ったタオルは、洗濯かごへ丸めたまま入れない。
家族分の大判バスタオルが毎日の負担になっているなら、小さめへ替える方法もあります。
「これ、臭うよ」と言われると、昨日の家事まで否定されたように感じます。
でも、洗ったタオルが臭ったことと、私が昨日頑張ったことは、別の話です。
全部を今日直さなくていい。
臭いタオルを全部同じ方法で倒そうとすると、私が先に疲れます。
今日は、いちばん気になるバスタオルを1枚だけ分ける。洗濯物を1枚だけ減らして、動ける余裕を作る。使ったタオルを、かごではなく決めた場所へかける。
そこまで戻せたら、十分です。
洗濯は、腕力や気合いで終わらせるものではなく、次の自分がやり直さなくて済む仕組みに変えていけばいい。
昨日の私が洗ったタオルを、今日の私が責めなくて済むように。
