ゲロがついたシーツの洗い方|夜はつけ置きまで、洗濯は朝で大丈夫
※この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。実際に使って、夜中の洗濯やつけ置きが少しラクになったものを、必要な方だけ確認できるように置いています。無理に購入する必要はありません。🙏
結論。ゲロがついたシーツは、いきなり洗濯機へ入れない方がラクです。
夜中は「取る → 軽く予洗いする → 使えるものだけ酸素系漂白剤へ逃がす」まで。本洗いは翌朝で大丈夫です。完全に乾いたあと、鼻を近づけてもムワッと戻らなければ、ゲロの匂いはかなり落ちています。
この記事で扱うのは、シーツ・枕カバー・パジャマ・タオルなど、家庭で洗える布ものにゲロがついた時の洗い方です。
布団本体まで染みた時は、布団側の応急処置へ。
防水シーツまで汚れた時は、防水シーツの洗い方へ。
この記事は、まず洗える布ものを、夜中の自分から朝の自分へ渡すための記事です。
夜中に、子どもが吐きました。
布団の上。
シーツの上。
パジャマの袖。
枕カバーの端。
さっきまで寝ていた部屋が、一瞬で洗濯現場になります。
子どもは苦しそう。
水を飲ませるか迷う。
着替えもいる。
でも、シーツからはもう匂いが上がってくる。
早く洗わなきゃ。
このまま置いたら臭くなる。
洗濯機に入れれば終わるのかな。
昔の私は、汚れたシーツをそのまま洗濯機へ入れそうになりました。
でも、それをやると地味にあとがつらいです。
洗ったはずなのに臭い。
乾いたらムワッと戻る。
洗濯機の中までなんか臭い。
もうさ、吐かれた夜に追い打ちかけないでくれ。

・石けんを使った軽い予洗い
・42℃のお湯と酸素系漂白剤を使った、私のつけ置き方法
・翌朝の洗濯と、臭いが落ちたか判断するタイミング
・布団本体や防水シーツまで汚れた時の分かれ道
ここから紹介するのは、家庭で洗える布ものに残った汚れと臭いを落とすために、私がしている洗濯の話です。ノロウイルスなど感染性胃腸炎が疑われる時の消毒とは分けて考えます。感染症が疑われる場合は、厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」など、公的機関の案内を確認してください。
- 今まさにゲロがついたシーツを前にしている方へ
- ゲロがついたシーツで、やってはいけない洗い方
- 嘔吐物をつけたまま洗濯機で洗ってしまったら
- 私の場合は42℃のお湯へ酸素系漂白剤を溶かし、ひと晩の時間に任せています
- 数時間では、乾いたあとにゲロの匂いが戻ったことがあります
- 翌朝の洗濯は、詰め込みすぎないことが大事です
- 乾かすところまでが、ゲロ臭対策です
- 衣類を出したあとは、浴槽も軽く洗います
- 何でもひと晩つけ置けばいいわけではありません
- ワイドハイター・キッチンハイター・オキシクリーンで迷った時
- 洗ってもゲロ臭い時に確認すること
- シーツ以外まで汚れた時は、洗い方を分けます
- 夜中に備えて、必要なものをひとまとめにしています
- よくある質問
- まとめ。夜はつけ置きまで、本洗いは朝で大丈夫です
- 今汚れているものから、次の記事を選んでください
今まさにゲロがついたシーツを前にしている方へ
夜中に、本洗いまでしなくて大丈夫です。
まず子どもの様子を見る。
使い捨て手袋をして、吐いたものを取る。
汚れた部分を軽く予洗いする。
洗濯表示を確認し、使えるものだけ酸素系漂白剤へ逃がす。
そこまでできたら、ひとまず手を止めて大丈夫です。
洗濯機は、魔法の箱ではありません。
固形物やニオイの元がついたまま入れると、シーツの繊維だけでなく、洗濯槽やほかの洗濯物へ臭いが広がることがあります。
私は一度、夜中に洗ったシーツを翌朝嗅いで、まだゲロのニオイが残っていたことがあります。
洗った。
干した。
もう終わったと思った。
それなのに、乾いたシーツを鼻へ近づけた瞬間。
ムワッ。
まだ臭い。

何ホッとしてんだよ私。
全然、終わってなかったじゃん。
夜中に頑張った分だけ、翌朝に裏切られた感じがしました。
だから、夜中に全部を洗い切らなくていい。
でも、洗濯機へ入れる前に、ニオイの元を減らすところまではやっておく。
今は、この順番にしています。
1.まず吐いたものを取ります
使い捨て手袋をして、シーツについた固形物をキッチンペーパーや古布で包むように取ります。
こすらず、広げず、上からそっと取る感じです。
早く目の前から消したくなります。
分かります。
でも、ここは腕力で戦わない方がいいです。
取る。
包む。
袋へ入れて捨てる。
それだけで大丈夫です。
水分が多く、汚れたシーツを洗面所へ運ぶ途中で床へ垂れそうな時は、ペットシートも使っています。
ウチには犬がいるので、極薄タイプのレギュラーサイズを買い置きしています。
濡れた部分へ上からサッと被せて、水分を吸わせる。
そのまま洗面所まで運び、汚れたペットシートは捨てる。
いらないタオルでも大丈夫です。
でも、そのタオルも、あとで洗うのは私です。
ペットシートなら吸収が早く、使ったあとはそのまま捨てられます。
1枚5円くらいなら、これで床へポタポタ垂れて、私の仕事とイライラが増えるのを防げるなら全然安いじゃん。
そう思って、夜中は気楽に使っています。
ペットシートだけで汚れをきれいにできるわけではありません。
でも、濡れたシーツを洗面所へ運ぶまでの一時的な吸水には、意外と重宝しています。
2.石けんで軽く予洗いします。私は牛乳石けんを使っています
吐いたものを取ったら、汚れたシーツを洗面所へ持っていきます。
ウチでは、子どもの泥だらけの靴下にも使っている牛乳石けんで、汚れた部分を軽く予洗いしています。
シーツ全部を広げる必要はありません。
汚れた部分へ石けんをつけ、少しこすって、水かぬるま湯で軽くすすぎます。
ここで完全にきれいにするのが目的ではありません。
固形物と表面の汚れを減らし、酸素系漂白剤へ渡せる状態にする。
それくらいで十分です。
シーツを持ち上げた時、指先に水が当たる。
洗面所の電気がまぶしい。
子どもは奥の部屋で咳をしている。
その瞬間、ふと思います。
何してんだろ、私。
でも、予洗いまでできたら、もう朝へ渡す準備はできています。
3.洗えるものだけ、酸素系漂白剤へ逃がします
予洗いが終わったら、洗濯表示を確認します。
水洗いでき、酸素系漂白剤を使えるシーツ・枕カバー・パジャマ・タオルなどだけを、つけ置きへ回します。
ウールやシルク。
色落ちが心配なもの。
漂白剤を使えないもの。
金属製のボタン・ファスナー・バックルがついているもの。
こうしたものは、同じ浴槽へ入れません。
夜中に大事なのは、何でも一緒に救おうとしないことです。
ゲロがついたシーツで、やってはいけない洗い方
ゲロがついたシーツは、早く目の前から消したくなります。
でも、焦って処理すると、洗ったあとに臭いが戻ったり、シーツを傷めたりすることがあります。
やらない方がよいのは、次の5つです。
- 固形物が残ったまま洗濯機へ入れる
- 汚れを広げるようにゴシゴシこする
- 柔軟剤の香りでゲロ臭をごまかす
- 洗濯表示を確認せず、何でも酸素系漂白剤へ入れる
- 酸素系と塩素系・還元系漂白剤を混ぜる
特に、固形物が残ったまま洗濯機へ入れるのは避けたいです。
シーツだけでなく、洗濯槽やほかの洗濯物へ、汚れやニオイが広がることがあります。
ゴシゴシこするのも、夜中の体力を削るわりに、汚れを繊維の奥へ押し込みやすくなります。
柔軟剤の香りを足しても、ニオイの元が残っていれば、ゲロ臭と混ざって余計につらくなることがあります。
また、酸素系漂白剤なら、すべて同じ使い方ができるわけではありません。
商品によって、使える素材・使用量・お湯の温度・つけ置き時間が違います。
私がしている「ひと晩つけ置き」を、別の商品へそのまま置き換えず、手元の商品の表示を確認してください。
夜中に必要なのは、強い洗剤でも、腕力でもありません。
吐いたものを取る。
軽く予洗いする。
使えるものだけ、表示を確認してつけ置きへ回す。
大事なのは、洗剤を増やすことではなく、順番を外さないことです。
嘔吐物をつけたまま洗濯機で洗ってしまったら
ここまで読んで、
「もう嘔吐物ごと洗濯機へ入れてしまった」
と青ざめている方もいるかもしれません。
まず、自分を責めなくて大丈夫です。
夜中に突然吐かれた。
子どもが泣いている。
熱や下痢もある。
汚れた服やシーツを、早く目の前から片づけたい。
そんな中で、最初から完璧な順番を選べなくても当然です。
洗ってしまったことを責め続けるより、今から洗濯物と洗濯機の状態を一つずつ確認します。
一緒に洗った衣類は、固形物や汚れが残っていないか確認します
洗濯が終わっている場合は、使い捨て手袋を着け、衣類やシーツに嘔吐物が残っていないか確認します。
嘔吐物や目に見える汚れが残っていたら、振り回したり強くこすったりせず、周囲へ広げないように取り除きます。
食べすぎや咳込みなど、感染症の心配が低そうな嘔吐であれば、私は洗濯表示を確認し、汚れた物と一緒に洗った衣類をもう一度洗います。
必ず洗い直さなければいけない、と一律に決めているわけではありません。
でも、次に着るたびに、
「本当に大丈夫かな」
「まだ臭うかもしれない」
と考え続ける方が、私にはしんどいからです。
状態を確認して、一度洗い直す。
完全に乾かしてから、臭いが戻らないか確かめる。
そこまでできると、次の洗濯へ進みやすくなります。
発熱や下痢がある時は、普段のゲロ臭対策と分けます
発熱や下痢を伴うなど、ノロウイルスをはじめとした感染性胃腸炎が疑われる場合は、酸素系漂白剤を使った普段の臭い取りとは分けて考えます。
酸素系漂白剤で臭いが落ちたとしても、感染症への消毒ができたという意味ではありません。
厚生労働省では、嘔吐物で汚れたリネン類について、汚物が飛び散らないように処理してから洗い、熱水洗濯または使用上の注意を確認した塩素系漂白剤などで消毒する方法を案内しています。
一緒に洗った衣類をどう扱うか迷う時は、自己流で漂白剤を増やさず、厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」など、公的機関の案内を確認してください。
色柄物や、塩素系漂白剤を使えない衣類もあります。
残したい物。
替えられる物。
家庭で安全に処理できる物。
全部を同じ方法で救おうとせず、難しい物は手放すことも、自分を守る判断です。
洗濯槽が気になっても、自己流で強く消毒しません
嘔吐物ごと洗ってしまうと、衣類だけでなく、洗濯槽の中も気になると思います。
私も不安が強いので、
「洗濯機の中に残っていない?」
「次の洗濯を回して大丈夫?」
と考え続けてしまいます。
ただし、洗濯槽へキッチンハイターなどを自己判断で大量に入れたり、熱いお湯をためたり、塩素系漂白剤を入れたまま一晩放置したりはしません。
洗濯機によって、使用できる洗浄剤・水温・槽洗浄コース・放置時間が違うからです。
まず、洗濯槽の中に嘔吐物が残っていないかを、使い捨て手袋を着けて確認します。
目に見える汚れが残っている場合は、周囲へ広げないように取り除きます。
その後の洗濯槽のお手入れは、洗濯機の取扱説明書にある「槽洗浄」「汚物が付着した場合のお手入れ」などを確認します。分からない場合は、洗濯機メーカーへ確認する方が安心です。
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤、酸性洗剤やクエン酸などを混ぜてはいけません。
怖いから濃くする。
不安だから長く置く。
そうしたくなる気持ちは分かります。
でも、洗濯機を傷めたり、別の危険を増やしたりしたら、翌朝の自分がもっと困ります。
今できることを確認し、次の洗濯を安心して回せるところまで戻せたら、それで大丈夫です。
もう洗ってしまった夜も、失敗だけで終わりではありません。
次からは、洗濯機へ入れる前に嘔吐物を取り除く。
感染症が疑われる時は、普段の臭い取りと分ける。
その2つを次の自分へ渡せたら、今日の経験はちゃんと逃げ道になります。
私の場合は42℃のお湯へ酸素系漂白剤を溶かし、ひと晩の時間に任せています
私が使っているのは、NICHIGAの過炭酸ナトリウム100%タイプの酸素系漂白剤です。

液体のワイドハイターやオキシクリーンと、すべて同じ使い方をするわけではありません。
ここからは、この商品を使って、私が実際にしている方法です。
浴槽に42℃のお湯を張ります
シーツや衣類が何枚も汚れた日は、洗面器では入り切りません。
そんな時は、お風呂を42℃に設定し、浴槽へお湯を張ります。
熱ければ熱いほどよいわけではありません。
私には、過炭酸ナトリウムを溶かしやすく、夜中でも扱いやすいのが42℃でした。
衣類を入れる前に、酸素系漂白剤をしっかり溶かします
浴槽へ酸素系漂白剤を入れ、お湯全体が白く濁るまでしっかり溶かします。
粉が残ったまま衣類に触れないよう、必ず先に溶かしてから、シーツや衣類を入れます。

正直にいうと、私は長い間、袋を持って浴槽の上を3周するくらい、ザーッと入れていました。
量が少ないと、ゲロの匂い落ちが弱いように感じていたからです。
ただし、これは計量した数字ではなく、私が自宅の浴槽でしていた入れ方です。
浴槽の大きさやお湯の量は家庭によって違います。読者の方は、私の「3周」を量の目安にせず、使う商品の表示と浴槽の湯量に合わせてください。
お風呂の電源を切り、フタは閉めません
酸素系漂白剤が溶けたら、洗えるシーツや衣類を浴槽へ入れます。
ウチでは、この時にお風呂の電源を切ります。
勝手に保温・追い焚きされるのを防ぐためです。
フタも閉めません。
洗えるものだけを入れ、漂白液が全体へ行き渡るように沈め、そのまま朝まで置いています。

浴槽や給湯器によって、使用できる洗剤や操作方法は異なります。
浴槽でつけ置きする場合は、浴槽・風呂釜・給湯器の取扱説明書も確認してください。
ここで紹介しているのは、私がNICHIGAの過炭酸ナトリウム100%タイプを使って続けている方法です。すべての酸素系漂白剤を、ひと晩つけ置けるという意味ではありません。
商品によって、使用量・温度・つけ置き時間・使えない素材が違います。お手元の商品の表示に時間制限がある場合は、表示を優先してください。
洗剤を増やしたかったのではなく、石けんで洗っても、乾いたあとにゲロの匂いが戻ったから使うようになりました。私にとっては、夜中に「ここまでやれば朝へ逃がせる」と思える洗濯の切り札です。
数時間では、乾いたあとにゲロの匂いが戻ったことがあります
私がひと晩の時間に任せるようになったのには、理由があります。
子どもが吐いて、お気に入りのTシャツを汚したことがありました。
その日は、お風呂の桶へ酸素系漂白剤を溶かし、数時間だけつけ置きしました。
そのあと、いつものように洗濯機で洗って干しました。
これで大丈夫だと思っていたのに、乾いたTシャツをクンクンすると、まだ繊維の奥にゲロ臭を感じました。
娘のお気に入りだったので、当時5歳だった娘にも確認してもらいました。
「まだこれクサいね」
うん。
やっぱり臭いよね。
洗ったのに。
干したのに。
また最初からか。
そこで、もう一度、いつものようにひと晩つけ置きしました。
翌朝に洗い直して、しっかり乾かす。
今度は、鼻を近づけて深呼吸しても、繊維の奥からゲロ臭が戻ってきませんでした。
娘も「もうクサくない」と喜んでくれました。
この経験があってから、ゲロ臭が強い時は、腕力でこすり続けるより、酸素系漂白剤と時間に任せるようになりました。
ただし、これは私が使っている商品と、洗える素材での体験です。
すべての衣類を長時間つけ置くのではなく、洗濯表示と商品の注意書きを確認することは変わりません。
翌朝の洗濯は、詰め込みすぎないことが大事です
朝になったら、浴槽のお湯を抜きます。
つけ置きしたシーツや衣類は洗濯機へ移し、いつもの洗濯コースで本洗いします。

ここで大事なのは、洗濯機へ詰め込みすぎないことです。
夜中に出た洗濯物は、まとめて全部入れたくなります。
分かります。
シーツ。
パジャマ。
タオル。
枕カバー。
一度で終わらせたいです。
でも、洗濯槽へぎゅうぎゅうに入れると、洗剤液が行き渡りにくくなります。すすぎも甘くなりやすいです。
その結果、
洗ったはずなのに臭い。
乾いたらムワッと戻る。
もう一度洗う。
このループへ入ることがあります。
洗濯物が多い日は、無理に一度で終わらせず、2回に分けます。
シーツはシーツ。
パジャマやタオルは別。
一見、手間が増えたように見えます。
でも、洗い直しが減る方が、結果的にはラクでした。
シーツが洗濯槽の中で絡まりやすい時は、大きめの洗濯ネットへふんわり入れます。
大きすぎるネットへぎゅうぎゅうに押し込むと、今度は汚れ落ちが悪くなることがあります。
洗濯ネットは、シーツを守るためのものです。
汚れを閉じ込める袋ではありません。
乾かすところまでが、ゲロ臭対策です
ゲロがついたシーツは、洗濯機で洗って終わりではありません。
できるだけ早く、完全に乾かすところまでがゲロ臭対策です。
濡れたまま長く置くと、せっかくゲロ臭が落ちても、今度は生乾き臭が重なることがあります。
もう、どの臭いと戦っているのか分からなくなります。
だから、脱水が終わったら早めに干します。
広げて干す。
シーツ同士の重なりを減らす。
風を通す。
部屋干しなら、サーキュレーターや除湿を使う。
浴室乾燥を使う場合も、シーツが重なったままだと乾きにくくなります。
途中で向きを変えられるなら変えます。
ただ、朝は朝で忙しいです。
子どもの支度もある。
朝ごはんもある。
自分の準備もある。
そこまでできない日もあります。
その日は、それで大丈夫です。
100点の干し方でなくても、シーツが乾く方向へ少し動かせたら十分です。
ここも、気合いではなく、乾く仕組みに任せます。
ゲロの匂いは、完全に乾いてから判断します
脱水が終わった時点では、私はまだ「匂いが落ちた」とは決めません。
外へ干す時にゲロの匂いがしてこなければ、
これ、イケるかも?
と、少し期待します。
でも、本当に安心できるのは、完全に乾いたあとです。
洗濯物を取り込みながら、シーツや衣類へ鼻を近づける。
深呼吸する。
繊維の奥から、あのムワッとしたゲロ臭が戻ってこないか確認する。
ここで初めて、
匂い、落ちた。
と実感できます。
洗った直後に臭わないことより、完全に乾いたあとにムワッと戻らないこと。
それが、私がゲロの匂いが落ちたと判断するタイミングです。
衣類を出したあとは、浴槽も軽く洗います
翌朝、衣類を洗濯機へ移したら、浴槽のお湯を抜きます。
ウチでは、シャワーで流しながら、洗剤を足さずにスポンジで浴槽内を軽くこすります。
すると、浴槽の皮脂汚れや石けんカスも落としやすくなっていて、浴槽まで少しすっきりしたように感じることがあります。
ゲロの洗濯をした夜なのに、浴槽掃除までひとつ終わった。
なんか得した気分。
そう思いながら、ついで掃除をしています。
追い焚き口の周りも、シャワーで軽く流します。
ただし、浴槽や給湯設備によってお手入れ方法は違います。自宅の取扱説明書に沿って、必要なすすぎや清掃をしてください。
何でもひと晩つけ置けばいいわけではありません
私は10年近く酸素系漂白剤を使ってきて、普段の衣類やシーツで大きな傷みを感じたことはほとんどありません。
ただ、ひとつだけ失敗があります。
食器を拭くために使っていた、柔らかい綿のふきんです。
水をよく吸い、手触りも柔らかくて重宝していました。
ところが、酸素系漂白剤でつけ置きしたあと、少し縮み、柔らかさがなくなりました。
硬い。
ギシギシする。
これは失敗したな、と思いました。
衣類やシーツで困った経験が少なかったからこそ、何でも入れて大丈夫だと思いかけていました。
でも、素材によっては風合いが変わることがあります。
だから今は、
- 水洗いできるか
- 酸素系漂白剤を使えるか
- 色落ちしないか
- ウールやシルクではないか
- 金属のボタンやファスナーがついていないか
を確認します。
それでも、どうしても捨てられない物もありました
感染症が疑われる嘔吐物で汚れた時、私は替えのある物なら、無理に全部を洗って残そうとはしません。
パジャマ。
シーツ。
タオル。
感染に気をつけながら汚れを取り、洗って、乾かして、臭いが落ちたか確かめる。
子どもの看病をしながら、すべてを救おうとすると、今度は私の体力が先になくなってしまうからです。
でも一度だけ、どうしても捨てられなかった物があります。
子どもの具合が悪くなり、迎えに行った帰りのバスで突然吐かれ、私のズボンも靴もゲロまみれになったことがありました。
その時に履いていたのは、3万円ほどしたお気に入りの運動靴でした。
捨てた方がラク。
替えた方が安心。
そう思いながらも、どうしても手放せませんでした。
その時は、手袋とマスクを着け、素材を確認したうえで、自宅で酸素系漂白剤を使って洗う方を選びました。
ただし、これは私がどうしても残したくて行った、わが家での判断です。
靴には接着剤や金属部品が使われていることがあり、水洗いや酸素系漂白剤が使えない物もあります。同じ方法をすべての靴におすすめするものではありません。
また、酸素系漂白剤を使ったのは、靴に残った汚れや臭いを落とすためです。感染症への消毒として十分だった、という意味でもありません。
全部を洗って救わなくていい。
でも、何もかも諦めなくてもいい。
替えられる物は手放す。
どうしても残したい物だけ、洗えるかを慎重に考える。
今の私は、そうやって自分の体力と、物への気持ちの両方を守っています。
酸素系漂白剤は、何でも救う魔法の粉ではありません。
使えるものを、腕力でこすり続けなくて済むようにする道具です。
ワイドハイター・キッチンハイター・オキシクリーンで迷った時
ゲロがついたシーツの洗い方を調べると、ワイドハイター、キッチンハイター、オキシクリーンなど、いろいろな名前が出てきます。
私も最初は迷いました。
どれを使えばいいの。
どれが一番落ちるの。
色落ちしないの。
感染症っぽい時も同じでいいの。
ここで大事なのは、商品名だけで判断しないことです。
見るのは、酸素系か、塩素系か。成分は何か。衣類へ使えるか。つけ置き時間は何分か。です。
私が使っているNICHIGAの酸素系漂白剤は、過炭酸ナトリウム100%です。
オキシクリーンやワイドハイターには、商品によって過炭酸ナトリウム以外の成分が含まれたり、つけ置き時間が決められていたりします。
そのため、私の「ひと晩」を、そのまま別の商品へ置き換えることはできません。
キッチンハイターのような塩素系漂白剤は、色柄物のシーツや衣類へ自己判断で使うと、色落ちや生地傷みにつながることがあります。
また、酸素系漂白剤と塩素系・還元系漂白剤を混ぜて使いません。
感染性胃腸炎が疑われる嘔吐物の処理は、普段のゲロ臭洗濯とは別です。
迷う時ほど、商品名のイメージで選ばず、用途・成分・洗濯表示・商品の注意書きを確認します。
洗ってもゲロ臭い時に確認すること
ちゃんと洗ったのに、まだ臭い。
この時、まず自分を責めなくて大丈夫です。
洗濯が下手だからではありません。
ゲロ汚れは、残る時は残ります。
確認するのは、次の点です。
- 固形物が残っていなかったか
- 洗濯機へ入れる前に軽く予洗いしたか
- 使っている酸素系漂白剤の量や時間は表示どおりか
- 洗濯機へ詰め込みすぎていなかったか
- 完全に乾くまで時間がかかりすぎていなかったか
- シーツではなく、布団本体やマットレスまで染みていないか
- 洗濯槽そのものが臭っていないか
見落としやすいのが、洗濯槽です。
シーツだけでなく、ほかの洗濯物までなんとなく臭う。
洗った服に黒いピロピロがつく。
洗濯機の中からムワッとする。
その場合は、シーツの洗い方だけではなく、洗濯槽の汚れが重なっていることがあります。
ゲロがついたシーツだけでなく、ほかの洗濯物まで臭う時は、洗濯槽の黒カビや汚れが関係していることもあります。服に黒いピロピロがつく方は、洗濯槽も確認してみてください。
洗濯機の黒カビ掃除のやり方を読む
シーツ以外まで汚れた時は、洗い方を分けます
このシーツ記事だけで、全部を頑張らなくて大丈夫です。
布団本体まで染みた時。
防水シーツまで汚れた時。
同じ「寝具」でも、重さ・乾き方・洗濯機での扱いが違います。
布団本体まで染みた時
布団本体は、シーツと同じ感覚で浴槽へ入れない方がよいものもあります。
水を吸うと重くなり、夜中に持ち上げられなくなることがあります。
ウチでは、上層・中芯・下層を取り外せる洗える敷布団「Zero」を使っています。
頭・中央・足元に分かれる布団ではありません。ファスナーを開けて汚れがどの層まで届いたか確認し、上層で収まっていれば上層だけ、中芯や下層まで届いていれば汚れた層も外して洗います。
でも、洗えない敷布団やマットレスは別です。
今後に備えて敷布団自体を見直したい方は、 中材まで洗える敷布団を家族で使った体験 で、実際の構造・洗濯・寝心地を確認できます。
防水シーツまで汚れた時
防水シーツは、水を通しにくい分、普通のシーツとは脱水や乾かし方が違います。
洗濯機から出した時にびちょびちょだったり、内部へ水がたまったりすることがあります。
素材によって漂白剤を使えるかも異なるため、洗濯表示を確認します。
夜中に備えて、必要なものをひとまとめにしています
子どもが吐く時期は、なぜか続きます。
咳が出る。
鼻水が出る。
寝入りばなにむせる。
夜中に嫌な咳へ変わる。
そのたびに、
手袋どこ。
袋どこ。
石けんどこ。
替えのシーツどこ。
この探す時間が、地味に心を削ります。
置いておくとラクなのは、次のものです。
- 使い捨て手袋
- キッチンペーパーや古布
- ペットシート(濡れたシーツを運ぶ時の一時的な吸水用)
- ビニール袋
- 牛乳石けんなど、予洗いに使う石けん
- 洗い桶やバケツ
- 酸素系漂白剤
- 大きめの洗濯ネット
- 予備のシーツとパジャマ
全部を完璧にそろえなくて大丈夫です。
でも、吐きやすい時期だけでもひとまとめにしておくと、夜中の自分が救われます。
私は、夜中の自分を信用しすぎないようにしています。
眠い。
寒い。
イライラしている。
でも、子どもには優しくしたい。
その状態で、冷静に洗濯手順を考えるのは無理です。
だから、夜中の私が考えなくて済むように、昼間の私が少しだけ準備しておきます。
これは家事の効率化というより、夜中の私を折らないための備えです。
よくある質問
ゲロがついたシーツは、夜中に全部洗った方がいいですか?
夜中に本洗いまでしなくて大丈夫です。
まず吐いたものを取り、汚れた部分を軽く予洗いします。
洗濯表示を確認し、酸素系漂白剤を使える素材なら、商品の表示に従ってつけ置きへ回します。
夜中のゴールは、洗濯を完璧に終わらせることではなく、翌朝に洗える状態へ逃がすことです。
ゲロがついたシーツを、そのまま洗濯機へ入れてもいいですか?
固形物やニオイの元が残ったまま入れるのは避けた方が安心です。
すでに洗ってしまった場合は、自分を責めず、衣類に汚れが残っていないか確認します。感染症が疑われる場合や、洗濯槽のお手入れについては、本文の「嘔吐物をつけたまま洗濯機で洗ってしまったら」を確認してください。
酸素系漂白剤はゲロ臭に使えますか?
家庭で水洗いでき、酸素系漂白剤を使える素材なら、汚れや臭い対策として使える場合があります。
洗濯表示と、使用する商品の表示を必ず確認してください。
ウール、シルク、色落ちするもの、漂白剤を使えないもの、金属製のボタンやファスナーがあるものなどは注意が必要です。
酸素系漂白剤は、ひと晩つけ置いてもいいですか?
私は、NICHIGAの過炭酸ナトリウム100%タイプと、洗濯表示を確認できた布ものを使い、ひと晩つけ置いています。
ただし、これはすべての酸素系漂白剤へ共通する方法ではありません。
商品によって使用量やつけ置き時間が違います。お手元の商品に時間制限が書かれている場合は、その表示を優先してください。
キッチンハイターを、ゲロがついたシーツに使ってもいいですか?
私は、普段のゲロ臭洗濯にはキッチンハイターを使っていません。
キッチンハイターは塩素系です。
色柄物の服やシーツに自己判断で使うと、色落ちや生地傷みにつながることがあります。
また、酸素系漂白剤と塩素系・還元系漂白剤を混ぜて使いません。
感染性胃腸炎が疑われる場合の消毒は、普段の臭い取りとは分けて、公的機関の案内を確認してください。
ゲロの匂いが落ちたか、いつ分かりますか?
完全に乾いたあとに判断します。
洗った直後や濡れている時に臭わなくても、乾いたあとに繊維の奥からムワッと戻ることがあります。
乾いたシーツへ鼻を近づけても、あのゲロ臭が戻らなければ、かなり落ちています。
防水シーツも同じようにつけ置きできますか?
防水シーツは、普通のシーツと同じ感覚で洗わない方がいいです。
水を通しにくい分、洗濯機で脱水してもびちょびちょになったり、乾きにくかったりします。
防水シーツまで汚れた時は、洗濯機・脱水・干し方を専用記事で確認してください。
布団本体まで染みた時はどうすればいいですか?
布団本体まで染みた時は、シーツの洗い方だけでは足りません。
こすらず水分を吸い、濡れた面を上にして乾かし、洗える布団か、洗えない敷布団・マットレスかを分けます。
詳しい流れは、布団で吐いた時の記事で確認してください。
洗濯機を買い替えてから、普段の洗濯では1時間つけ置きをしなくなりました。
ただ、嘔吐など強い臭いや汚れがある日は別です。必要なときまで酸素系漂白剤やつけ置きをやめたわけではありません。
普段の洗濯方法をどう変えたかを見る
まとめ。夜はつけ置きまで、本洗いは朝で大丈夫です
ゲロがついたシーツは、いきなり洗濯機へ入れない方がラクです。
夜中にやることは、難しくありません。
吐いたものを取る。
牛乳石けんで軽く予洗いする。
洗濯表示を確認する。
使える素材だけ、しっかり溶かした酸素系漂白剤へ逃がす。
翌朝、詰め込みすぎずに洗濯する。
早く乾かし、完全に乾いてから臭いを確認する。
この流れです。
私の場合、数時間のつけ置きでは、乾いたTシャツにゲロ臭が戻ったことがありました。
娘と一緒にクンクンして、
まだ臭いね。
と、もう一度やり直した夜があります。
だから今は、使える素材だけ、酸素系漂白剤とひと晩の時間に任せています。
ただし、すべての酸素系漂白剤をひと晩使えるわけではありません。
私の実体験は私の実体験として。
読者の方は、使う商品の表示を優先する。
ここは分けて考えます。
シーツだけで済んだ夜は、この洗い方で朝へつなぐ。
布団本体まで染みた時は、布団の記事へ。
防水シーツまで汚れた時は、防水シーツの記事へ。
全部を1記事で抱えなくていいです。
夜中のママも、全部を1人で抱えなくていいです。
眠い。
寒い。
臭い。
明日もある。
その中で、シーツを外して、汚れを取って、つけ置きまでした。
もう十分です。
腕力で戦わなくていい。
洗えるものは、酸素系漂白剤と時間に任せていい。
夜中の私は、朝の私へつなぐところまででいい。

今汚れているものから、次の記事を選んでください
シーツだけで止まったのか、布団本体まで染みたのか、防水シーツまで汚れたのかで、次に読む記事を分けると迷いません。
