犬のおしっこ・嘔吐からソファを守る防水カバー|完全防水シーツを重ねた方法
上のカバーは肌触りと洗いやすさ、防水シーツは水分をソファ本体へ通しにくくする役割です。犬が体調を崩して吐いた時や、膀胱炎・下痢・尿漏れで汚した時も、この2枚で受け止め、座面クッションまで濡らさずに済んだ経験があります。
中:側面まで防水のボックスシーツ
下:ソファの座面クッション
「また、ソファでおしっこをされたらどうしよう」
犬と暮らし始めてから、ソファを見るたびに、心のどこかでそう考えるようになりました。
一度目は、撥水加工されたソファカバーを掛けていたのに、その下の大きな座面クッションまで尿が染みました。
洗濯機には入らない。
交換用のクッションも、同じサイズと厚みでは簡単に見つからない。
リンサークリーナーで掃除したものの、きれいにしたい一心で水を使いすぎ、クッションはびしょびしょ。完全に乾くまで約1週間かかりました。
もう一度同じことが起きたら、またあのクッションを洗って、運んで、1週間乾かすのか。
そう考えた時、私が欲しかったのは「犬が絶対に粗相しない方法」ではありませんでした。
粗相や体調不良がまた起きても、ソファ本体まで汚さずに済む仕組みでした。
そこで現在は、寝具用として使っていた側面完全防水のボックスシーツを、ソファの大きな座面クッションにも使っています。
この記事では、寝具用の防水ボックスシーツをソファへどう掛けているのか、四隅バンド式ではなぜ不安が残ったのか、実際にどんな汚れを防げたのかをまとめます。
なお、この記事は汚れる前の対策が中心です。すでに犬のおしっこがソファへ染みている場合は、応急処置と掃除の記録を別の記事にまとめています。
最初の吸い取り方、翌日も残った臭い、リンサークリーナーで水を使いすぎた失敗、約1週間かかった乾燥までまとめています。
犬のおしっこが染みたソファの掃除体験を見る
撥水ソファカバーだけでは、大量のおしっこを止められませんでした
犬がおしっこをした当時も、わが家は何も掛けていなかったわけではありません。
ソファの上には、撥水加工された大きなカバーを掛けていました。
少し水をこぼした程度なら、すぐ拭けば何とかなる。
子どもたちが小さな頃から使ってきたので、犬を迎えたあとも「これがあれば、ある程度は大丈夫」と思っていました。
でも、トイレトレーニング中の犬がしたのは、水を数滴こぼしたような量ではありません。
外側のカバーをめくると、尿は下まで通り、大きな座面クッションに「おしっこの世界地図」ができていました。

撥水は、水をはじきやすくするもの。
防水は、水を通しにくくするもの。
商品ごとに性能は異なりますが、わが家では撥水カバーだけで大量の尿を受け止めることはできませんでした。
それからは、普段使いのカバーに「汚れを受ける役割」と「ソファ本体を守る役割」の両方を背負わせないようにしました。
四隅バンド式の防水シーツは、ソファで座るうちにずれました
わが家には、四隅をゴムバンドで留めるタイプの防水シーツもあります。
側面完全防水シーツを洗っていて使えない日に、代わりとしてソファへ敷いたことがありました。
最初は、座面の上をきれいに覆い、端をソファの下へ食い込ませていました。
これなら一時的には大丈夫だろうと思っていたのです。
ところが、家族が座ったり立ったりするうちに、ソファの下へ入れた部分が少しずつ上がってきます。
外側の大きなカバーを交換しようと、ある日めくってみると、防水シーツは中央へ寄り、守りたかった座面が丸見えになっていました。
「防水シーツ、敷いていた意味ある……?」
見えないところでずれていたので、次に犬がおしっこや嘔吐をしたら、むき出しになった場所からまた染みるところでした。

四隅バンド式でも、何もないよりは安心です。
ただ、ベッドのマットレスと違い、ソファでは座るたびに前後左右へ力がかかります。わが家のソファと使い方では、端を挟み込むだけでは固定し続けられませんでした。
そこで、座面の上へ敷くだけではなく、厚いクッションを袋のように包めるボックスタイプを使っています。
わが家は、座面クッションに防水シーツとソファカバーを重ねています
現在の重ね方は、上から次の順番です。
肌に触れ、犬の毛や普段の汚れを受ける
おしっこ・嘔吐・下痢などの水分を受け止める
洗濯機に入らない、守りたい部分
一番下は、洗濯機に入らない座面クッションです
守りたいのは、ソファの大きな座面クッションです。
カバーを外せても、中身は厚くて洗濯機に入りません。水を含むと一人で運ぶのも大変で、脱水もできません。
だから、汚れてから頑張って洗うより、最初から水分を中へ入れないことを優先しています。
真ん中に、側面まで覆う完全防水シーツを掛けます
使っているのは、もともとベッドや敷布団へ掛けるために購入した、ボックスタイプの防水シーツです。
開口部の全周にゴムが入っているため、座面クッションの上面だけでなく、側面から下側まで包むように掛けられます。

わが家が使っているシーツは、防水面が上面だけではなく側面にも続いています。
ただし、「ボックスシーツ」と書かれていれば、すべて側面まで防水とは限りません。側面は伸縮生地で、防水加工されていない商品もあります。
購入時は商品名だけで判断せず、防水されている範囲を確認します。

一番上に、普段使いのソファカバーを重ねます
防水シーツの上へ、そのまま家族が座ることもできます。
でも、防水面の質感や音が気になることがあり、毎日の小さな汚れまで防水シーツから外して洗うのは面倒です。
そこで一番上には、これまで使ってきた大きなソファカバーを掛けています。
普段の汗、犬の毛、食べこぼしは、洗いやすい外側のカバーで受ける。
尿や嘔吐など、下へ通したくない水分は、その下の防水シーツで受ける。
役割を分けたことで、防水対策をしていても、いつものソファとして使えるようになりました。
寝具用の防水ボックスシーツをソファへ掛けた方法
わが家のソファは、大きな座面クッションを本体から取り外せます。
メーカーが案内する本来の用途は寝具用です。ソファへ使えるか、きれいに収まるかは、クッションの形・大きさ・厚みなどによって異なります。
わが家では次の流れで掛けています。
1.座面クッションをソファ本体から外します
まず、外側のソファカバーと座面クッションを外します。
ソファへ置いたまま端だけ押し込むより、クッションを一度取り出した方が、裏側までシーツを回しやすくなりました。
2.防水シーツの角とクッションの角を合わせます
シーツを広げ、まず一方の角へ掛けます。
次に反対側へ伸ばし、四つの角を順番に合わせます。最初から一辺を深く入れすぎず、全体へ少しずつ掛ける方が位置を調整しやすいです。

3.側面から下側まで包み、ゴムの位置を整えます
上面だけを覆うのではなく、側面へ防水面を下ろし、開口部のゴムをクッションの下側へ回します。
端が浅いところや、生地が大きく引っ張られているところがないか、一周確認します。

4.クッションを戻し、普段のソファカバーを掛けます
防水シーツを掛けたクッションをソファ本体へ戻します。
戻す途中で防水シーツがめくれたり、ゴムが外れたりしていないかも確認します。

最後に、外側のソファカバーを全体へ掛けたら完成です。
犬の嘔吐・膀胱炎・下痢でも、座面クッションまで濡らさずに済みました
防水シーツをソファへ仕込んだあとも、何も起きなかったわけではありません。
犬が体調を崩し、ソファで吐いたことがあります。
膀胱炎で排尿が安定しなかった時や、下痢、尿漏れでカバーを汚したこともありました。
そのたびに、外側のソファカバーを外し、その下の防水シーツを確認しました。
汚れたカバーや防水シーツを洗う必要はあります。
でも、わが家では水分がそこで止まり、洗濯機に入らない座面クッションまで濡らさずに済みました。
ソファの片付けがなくなったわけではありません。
ただ、洗う対象を「ソファ本体」から「取り外せるカバーと防水シーツ」へ変えられました。
この違いは、想像していたより大きかったです。
犬が吐いている時に、まず考えたいのは犬の体調です。
その横で、「これ、クッションまで染みたかな」「また1週間乾かすのかな」と考えなくて済むだけで、目の前の犬へ気持ちを向けやすくなりました。
粗相や体調不良そのものを防げるわけではありません。それでも、汚れた時に洗濯機へ入らないソファクッションまで処理する可能性を減らせたことが、わが家では一番の安心につながりました。
わが家が使っている側面完全防水のボックスシーツ
わが家がソファへ使っているのは、Valleinの側面完全防水ボックスシーツです。
ソファ専用の防水カバーではなく、寝具用として販売されているものを、取り外せる座面クッションへ自己判断で使っています。
同じ商品でも、ソファの形やクッションの寸法によっては使えません。購入前に、座面クッションを外せるか、シーツの中へ収まる大きさか、防水される範囲はどこまでかを確認してください。
わが家で使っている商品です。購入時は、ソファの座面クッションの縦・横・厚みと、現在の商品説明・洗濯表示を確認してください。
詳しい使用感、寝具へ掛けた時の蒸れや音、四隅ゴム式から替えた理由は、別の記事でまとめています。
ソファ用の防水カバーを選ぶ前に確認したいこと
座面クッションを取り外せるか
わが家の方法は、座面クッションを本体から外せるソファだからできました。
座面が本体と一体になっている場合、寝具用ボックスシーツで同じように包むことは難しくなります。無理に生地を押し込むと、座るたびにずれたり、ソファを傷めたりする可能性があります。
クッションの縦・横・厚みを測る
同じ「3人掛けソファ」でも、座面の大きさは違います。
ソファ全体の幅だけではなく、実際に包みたい座面クッションの縦・横・厚みを測ります。
小さすぎると掛けられず、大きすぎると余った生地がずれやしわの原因になります。
防水範囲が上面だけか、側面までかを見る
犬のおしっこや嘔吐は、いつも座面の真ん中だけで起きるとは限りません。
量が多い時は横へ流れます。クッションの端で起きれば、側面へ回ることもあります。
「防水ボックスシーツ」という名称だけでなく、上面・側面・縫い目のどこまで防水仕様なのかを商品説明で確認します。
洗濯表示と乾かし方を確認する
汚れを防げても、そのシーツを洗って戻せなければ、次の備えが間に合いません。
洗濯機で洗えるか、脱水できるか、乾燥機を使えるか、漂白剤を使えるかは、商品によって異なります。
さらに、洗濯機側が防水製品の洗濯や脱水を禁止している場合もあります。商品表示だけでなく、自宅の洗濯機の取扱説明書も確認してください。
防水シーツを洗った時の水の逃がし方や、びちょびちょになった時の乾かし方は、こちらに分けています。
防水シーツを洗っている間は、ソファが無防備になります
防水シーツが汚れたら、外して洗います。
問題は、乾いてソファへ戻すまでの時間です。
わが家では洗い替えが使えない時、四隅バンド式の防水シーツを一時的に敷きました。しかし、先ほどの写真のように、外側のカバーの下で防水シーツが中央へずれていることがありました。
四隅バンド式を一時的に使うなら、外から見えないまま安心せず、座ったあとは位置を確認する必要がありました。
おしっこや嘔吐が続いている時期なら、洗い替えを用意する方法もあります。
ただし、最初から何枚も買う必要はありません。
まず1枚で、自宅のソファに掛けられるか、座った時にずれないか、音や蒸れが気にならないか、洗って乾かせるかを確認する。
わが家も最初から複数枚をそろえず、まず1枚で、普段使いできるかを確認しました。
洗い替えは、収納を増やすための予備ではありません。
洗っている日に犬が体調を崩しても、ソファを丸裸にしないための予備です。
防水カバーを掛けても「絶対に漏れない」とは言い切れません
まず、この方法で防水できるのは、シーツで包んだ座面クッションの部分です。背もたれや肘掛け、クッション同士の隙間まで、ソファ全体が防水になるわけではありません。
犬が普段どこでくつろぐかを確認し、汚れる可能性がある場所を防水面で覆えているかも見ておく必要があります。
側面まで覆う完全防水シーツという商品名でも、あらゆる状況で水分を完全に止められるとは限りません。
サイズが合っていない。
掛けている途中でめくれていた。
縫い目や開口部へ大量の水分が回った。
防水面が使用や洗濯で傷んでいた。
こうした場合は、ソファ本体まで届く可能性があります。
汚れたことに気づいたら、できるだけ早く犬を安全な場所へ移し、外側のカバーを外して、防水シーツの下まで確認します。
また、防水対策は犬の病気や排泄の問題を解決するものではありません。
急に粗相するようになった、尿の回数が増えた、少量ずつ何度もする、排尿時につらそう、嘔吐や下痢を繰り返すなど、いつもと違う様子がある時は、掃除やしつけだけで済ませず、動物病院へ相談してください。
犬とソファの防水対策でよくある質問
寝具用の防水ボックスシーツをソファへ使えますか?
わが家では、取り外せる大きな座面クッションへ寝具用の防水ボックスシーツを掛けています。
ただし、本来は寝具用の商品です。ソファの形、クッションの大きさと厚み、素材によっては使用できません。寸法を測り、無理なく掛けられるかを確認してください。
撥水ソファカバーと防水カバーは何が違いますか?
一般に、撥水は水をはじきやすくする加工、防水は水を通しにくくする仕様を指します。ただし、性能や対象範囲は商品によって異なります。
わが家では撥水カバーだけで大量の犬のおしっこを防ぎ切れなかったため、その下へ防水シーツを重ねました。
防水シーツとソファカバーは、どちらを上にしますか?
わが家では、座面クッションの上へ防水シーツを掛け、その上から普段使いのソファカバーを重ねています。
外側のカバーで日常の汚れや犬の毛を受け、防水シーツで下へ通したくない水分を受ける順番です。
四隅バンド式の防水シーツでは守れませんか?
何も敷かないよりは水分対策になります。ただし、わが家のソファでは、家族が座るうちに中央へ寄り、座面が露出することがありました。
使う場合は、外側のカバーの下でずれていないか、こまめに確認した方が安心です。
防水シーツは何枚必要ですか?
まずは1枚で、ソファへ合うか、日常的に使えるか、家庭で洗って乾かせるかを確認すれば十分です。
尿漏れ、嘔吐、下痢などが続く時期や、洗濯後に乾くまで時間がかかる場合は、洗い替えがあるとソファを無防備にする時間を減らせます。
犬が防水シーツを汚したら、どう洗いますか?
汚れを広げないように外し、商品本体の洗濯表示と、洗濯機の取扱説明書を確認します。
漂白剤、乾燥機、脱水を使えるかは商品によって異なります。一律の方法で洗わず、表示に従ってください。
まとめ|守りたいのは、ソファだけではありませんでした
犬と暮らしていると、粗相も、嘔吐も、下痢も、すべてを事前に止めることはできません。
ソファへ乗らせない方法もあります。
でも、わが家では家族のそばで犬がくつろぐ時間を、なくしたいとは思いませんでした。
だから、「汚さないで」と見張り続けるより、汚れても中まで届きにくいようにしました。
洗濯機に入らない、大きな座面クッション。
それを側面まで防水のボックスシーツで包み、さらに普段使いのソファカバーを重ねました。
洗うものがゼロになるわけではありません。
それでも、洗濯機に入らない座面クッションをまた丸ごと濡らす不安は、小さくなりました。
防水シーツは、犬に何も起こさせないためのものではありません。
また起きた時に、犬を責めず、ソファを諦めず、片付ける私まで追い込まれないための備えでした。

