デロンギのお手入れは毎日どこまで?5年以上使った掃除頻度とできていなかったこと
わが家で毎日、またはミルクを使うたびに洗っているのは、主にミルクタンクとミルク吸入チューブです。
水とコーヒーカスは本体の表示に合わせて対応してきました。ただし、表示が出るものだけを見ていればよいわけではありません。水タンクや抽出ユニットなど、表示が出なくても定期的な掃除が必要な部分もありました。

デロンギの全自動コーヒーマシンを買った頃の私は、「全自動なら、お手入れもほとんど自動で終わる」と思っていました。
確かに、電源を入れたときや切ったときには自動ですすいでくれます。水が足りないときや、コーヒーカスを捨てるときも、液晶に表示が出ます。
そのため、わが家では5年以上、表示が出たら動くことが基本になっていました。
一方、毎日欠かさず洗ってきたのは、牛乳が触れるミルクタンクとミルク吸入チューブくらいです。
水タンクや排水トレイは、その日の体力次第。抽出ユニットに至っては、カバーを開けても汚れているように見えず、一度も取り外して洗っていませんでした。
今回、この記事を書くために取扱説明書を読み直して、初めて気づいたことがあります。
本体が教えてくれるお手入れと、自分で時期を覚えておかなければならないお手入れは、別でした。
この記事では、2021年に購入したデロンギ「プリマドンナXS(ETAM36365MB)」を5年以上使ってきたわが家が、実際に何をどのくらいの頻度で掃除してきたかを紹介します。
公式のお手入れ方法と、これまでのわが家の方法は、同じではありません。できていたことだけでなく、できていなかったことも分けてお話しします。
※この記事は、プリマドンナXS(ETAM36365MB)を使った体験です。部品やお手入れ方法は機種によって異なります。必ず、お使いの機種の取扱説明書を確認してください。
デロンギのお手入れは、すべてを毎日するわけではありません
プリマドンナXSのお手入れは、大きく4つに分けると判断しやすくなります。
ミルクを使ったあと
CLEAN操作を行い、ミルクタンクとミルク吸入チューブを洗う
本体に表示が出たとき
水を入れる、コーヒーカスを捨てて掃除する
表示が出なくても定期的に
水タンク、排水トレイ、抽出ユニット、本体内部などを確認する
「ジョセッカイ」と表示されたとき
専用の除石灰剤を使って石灰除去を行う
毎日、すべてを分解して洗うわけではありません。
ただし、「表示が出ていないから、何もしなくてよい」とも限りませんでした。ここからは、わが家の実際の頻度と、取扱説明書を確認して分かったことを、部品ごとに整理します。
ミルクを使った日は、CLEAN操作と部品洗浄をしています
わが家で一番よく作るのは、ふわふわのミルクを使ったラテです。
ミルクメニューを作ったあとは、画面の案内に従ってCLEAN操作をします。そのあと、ミルクタンクを外し、牛乳が触れた部分を洗っています。
特に毎回取り外してきたのが、タンクの中へ伸びている細いミルク吸入チューブです。
チューブの中には白い牛乳が残ることがあります。水を流すだけでは中まで洗えているか分からないため、わが家では細いブラシを通して洗ってきました。
自動洗浄があるからといって、ミルクタンクや部品をすべて洗わなくてよいわけではありません。
むしろ、傷みやすい牛乳が触れる部分だけは、「疲れているから明日でいい」と残さず、その日のうちに洗うようにしています。
ミルクチューブの中まで洗いたい方へ
普通のスポンジが入らない細いチューブをどう洗う?
自動洗浄との違い、公式のお手入れ方法、極細ブラシを使っている手順は、デロンギのミルクチューブ掃除で紹介しています。
水タンクは給水時に水を替え、月1回を目安に掃除します
水タンクは、毎朝決まった時間に取り出しているわけではありません。
わが家では、液晶に「水を入れてください」と表示されたら取り出します。
そのとき、残っている水へ新しい水を継ぎ足すことはしていません。タンク内の水を一度すべてキッチンへ流し、水栓を浄水へ切り替えてから、新しい水を入れています。
入れる量は、MAXではなくタンクの3分の2ほどです。
平日にデロンギを使うのは、基本的に私一人。満水にしても、使い切る前に水が古くなるのが気になります。
2~3日に一度は新しい水へ替えたいので、使い切る量を考えると、わが家には3分の2くらいがちょうどよい量でした。
これはわが家の使用量に合わせた入れ方で、公式に案内されている交換頻度ではありません。

水を替えることと、水タンクを洗うことは別でした
水を入れるたび、毎回スポンジで洗ってきたわけではありません。
タンクの内側に黒い点のような汚れが見えたときや、その日の自分に少し余力があるときは、手洗い用の食器用洗剤を含ませたスポンジで中まで洗い、よくすすいでから新しい水を入れていました。
今回、プリマドンナXSの取扱説明書を確認すると、水タンクは月1回程度、湿らせた布と少量の食器用洗剤で掃除するよう案内されていました。
「水を入れてください」と表示されるのは、給水が必要な合図です。水タンクを洗う時期を知らせる表示ではありません。
これまでの私は、給水とタンクの掃除を一緒に考えていました。
これからは、目に見える汚れが出るまで待つのではなく、月に一度を目安にタンクの中も確認しようと思っています。
※黒い点のように見えたものが、すべてカビだったかは確認できていません。記事では、見た目だけで原因を断定していません。
コーヒーカス受けは、表示後に捨てるだけではありませんでした
プリマドンナXSは、カス受けを空にする時期になると、「コーヒーカスを捨ててください」と表示されます。
わが家では、その表示が出てから対応してきました。
ただし、表示が出たあとの行動は、いつも同じではありません。
疲れて気力が残っていない日は、ゴミ箱を開けて、コーヒーカスをドサッと捨てるだけ。そのままカス受けを本体へ戻す日も、正直たくさんありました。
少し元気がある日は、トイレットペーパーを使って、内側に残った粉を軽く拭き取ります。
捨て残したカスに白いカビのようなものが見えたときは、さすがにそのまま戻す気にはなれません。残った粉をしっかり拭き取り、手洗い用の食器用洗剤で洗い、乾かしてから戻していました。
取扱説明書では「捨てて掃除する」までが一つでした
プリマドンナXSの取扱説明書では、「コーヒーカスを捨ててください」と表示されたら、カス受けを空にして、底に残ったカスも取り除くよう案内されています。
表示は、「中身だけ捨てれば終わり」という意味ではありませんでした。
カビのようなものが見えるまで待つ方法も、おすすめできません。
これまでの実態は変えられませんが、これからは表示が出たら、カスを捨てるだけでなく、底に残った粉まで取り除いてから戻すことを一区切りにします。
また、排水トレイを取り出したときは、カスが少なくてもカス受けを一緒に空にするよう案内されています。そのまま戻すと、次にコーヒーを淹れたとき、想定以上にカスがたまって機械が詰まる可能性があるためです。
排水トレイは、牛乳が入ったときだけはその都度洗います
排水トレイも、毎日洗ってきたわけではありません。
本体のすすぎで出た水がたまったら捨て、気力や体力に余裕がある日は、手洗い用の食器用洗剤で洗って乾かしてから戻していました。
一方、後回しにしない場合もあります。
ラテを作るときに牛乳がこぼれ、排水トレイへ流れてしまったときです。
水だけなら「あとでいいか」と思ってしまう日でも、牛乳は時間がたつと臭いや傷みが気になります。このときだけは、その都度、食器用洗剤で洗い、乾かしてから戻しています。
取扱説明書では、排水トレイの赤い水位表示がカップ受けから出る前に、排水して掃除するよう案内されています。
私の場合は、「毎日洗う」と決めるより、たまった水と赤い表示を確認すること。そして、牛乳が入ったときはその場で洗うこと。この2つに分けた方が続けやすいと感じています。
抽出ユニットは、5年以上使って初めて掃除しました
抽出ユニットは、コーヒーを抽出するための大切な部品です。
けれど私は、5年以上、一度も取り外して掃除したことがありませんでした。
本体側面のカバーは、これまでにも何度か開けています。それでも外から見た限りでは、掃除が必要なほど汚れているように見えませんでした。
「ま、いっか」
そう思ってカバーを閉め、粉を掃いたり拭き取ったりすることもなく、そのまま使い続けていました。
今回、取扱説明書を読み直して、抽出ユニットは月1回以上、水だけで洗うよう案内されていることを初めて知りました。

5年以上使って初めて赤いボタンを押すと、抽出ユニットは意外なほど簡単に外れました。
変に引っかかる感触もなく、「壊してしまうかも」と身構えていた時間の方が長かったくらいです。
取り外して見ると、表面には茶色いコーヒー汚れがあり、本体内部にも細かな粉が落ちていました。抽出ユニットには、少し固まったコーヒーカスも残っています。
真っ黒で触れないほど汚れていたわけではありません。
でも、外からきれいに見えることと、掃除しなくてよいことは同じではありませんでした。
洗剤は使わず、水へ約5分浸けたあと、流水ですすぎます。少し固まったカスも、手で軽くこすると比較的すんなり落ちました。

しっかり乾かしてから本体へ戻し、翌朝、夫と私のラテを1杯ずつ作ってみました。
作っている途中に変な音がすることもなく、動きもいつもどおりです。
夫に「どう?味が変わった感じある?」と聞いてみると、
「えっ、何か変えたの?ごめん、全然分かんない」
と、予想どおりの答えが返ってきました(笑)。
そういう私も、味が変わったかどうかは全然分かりませんでした。
抽出ユニットを掃除したからといって、すぐ味の違いを感じたわけではありません。それでも、洗ったあとも問題なくコーヒーを作れたことで安心しました。
実際に外して洗ってみると、始める前に想像していたよりずっと簡単でした。これなら、月1回くらいなら無理なく続けられそうです。
抽出ユニットの外し方と水洗いを写真で確認したい方へ
左右の赤いボタンを押す外し方、水だけで洗う方法、乾燥、本体へ戻したあとの確認は、別の記事で写真付きで紹介しています。
赤いボタンを押しても大丈夫?どうやって戻す?
5年以上使って初めて取り外したときの汚れと、掃除後にラテを作れた結果は、デロンギの抽出ユニット掃除で紹介しています。
ここで伝えたいのは、「5年以上掃除しなくても大丈夫だった」ということではありません。
表示が出ない部分は、自分で確認しなければ、そのまま何年も過ぎてしまうこと。そして、始める前に想像していたほど、取り外しや水洗いは大変ではなかったということです。
※抽出ユニットは、本体の電源を正しく切ってから取り外します。食器用洗剤や食洗機は使わず、水だけで洗います。本体内部を掃除するときは、正しく電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてから行います。
ほかにも、表示が出なくても確認する場所があります
取扱説明書を確認すると、プリマドンナXSには、水タンクや抽出ユニット以外にも、自分で定期的に確認する場所がありました。
- 本体内部は、週1回程度、コーヒー粉が残っていないか確認する
- パウダー投入口は、月1回程度、詰まっていないか確認する
- コーヒー抽出口は、定期的に穴が詰まっていないか確認する
私はこれまで、こうした部分も決まった頻度では確認できていませんでした。
この記事では掃除のタイミングだけを紹介し、具体的な掃除方法は、お使いの機種の取扱説明書を確認してください。
「ジョセッカイ」と表示されたら石灰除去をします
毎日の掃除とは別に、ときどき必要になるのが石灰除去です。
プリマドンナXSでは、石灰除去が必要になると、液晶に「ジョセッカイ」と表示されます。
この作業は、ミルクタンクやカス受けを洗うような日常のお手入れとは違います。専用の除石灰剤と、排水を受ける1.5L以上の安定した容器を用意し、画面の案内に沿って進めます。
わが家では初めて石灰除去をしたとき、排水を受けていた容器が水の重さでずれ、そのまま床へ落下しました。
床はびしょびしょ。それでも機械からは排水が続き、何から片付ければよいのか分からず軽くパニックになりました。
石灰除去の準備と詳しい手順はこちら
「ジョセッカイ」と表示されて困っている方へ
除石灰剤、排水容器、画面操作、途中で止まったように見えるときの確認点は、デロンギの石灰除去方法にまとめています。
5年以上使って感じる、デロンギのお手入れの負担
デロンギは、ボタンひとつで豆を挽き、コーヒーを抽出してくれます。
ミルクメニューなら、泡立てたミルクまで自動で注いでくれます。
けれど、「全自動」は「掃除をしなくてもよい」という意味ではありませんでした。
特にミルクを使った日は、CLEAN操作だけで終わらず、タンクやチューブを洗う必要があります。カス受けや排水トレイにも、コーヒー粉や水が残ります。
一方で、毎日すべての部品を外して洗うわけでもありません。
水やコーヒーカス、石灰除去は、本体が必要な時期を表示してくれます。疲れている日に、自分で全部のタイミングを判断しなくてよいことは助かっています。
負担に感じるのは、本体が教えてくれない部分です。
水タンクや抽出ユニットは、自分で頻度を覚えておかなければ、私のように「まだきれいそう」と何年も先延ばしにしてしまいます。
それでも、5年以上使い続けてこられたのは、お手入れを毎日完璧にできたからではありません。
牛乳が触れた部分は、その日のうちに洗う。表示が出たら動く。定期的に必要な部分は、できていなかったことに気づいた今から見直す。
私には、そのくらいの分け方の方が続けやすいと感じています。
掃除以外の負担も含めて購入を考えたい方へ
価格・音・置き場所・修理費まで確認したい方へ
約13万円で購入し、31,900円の修理も経験しました。それでも使い続けている理由は、デロンギのコーヒーメーカーは後悔する?で詳しくお話ししています。
デロンギのお手入れについてよくある質問
デロンギは毎日掃除する必要がありますか?
すべての部品を毎日洗うわけではありません。
プリマドンナXSでは、ミルクを使ったあとにCLEAN操作を行い、ミルクが触れた部品を洗います。水やコーヒーカスは表示に合わせて対応しますが、水タンクや抽出ユニットなど、表示が出なくても定期的な確認が必要な部分があります。
デロンギの水タンクは毎日洗いますか?
わが家では毎日洗っていませんでした。
プリマドンナXSの取扱説明書では、月1回程度の掃除が案内されています。給水と水タンクの掃除は別と考え、使用機種の説明書に書かれた頻度を確認してください。
水タンクの水は毎日交換した方がよいですか?
わが家では、平日は主に一人で使うため、タンクを満水にせず3分の2ほど入れています。2~3日に一度は新しい水へ替えたいと考え、給水時には残った水を捨ててから新しい浄水を入れています。水の扱いは使用状況や機種の説明書に合わせてください。
コーヒーカス受けは、表示が出てから捨てればよいですか?
プリマドンナXSでは、「コーヒーカスを捨ててください」と表示されたら対応します。ただし、中身を捨てるだけでなく、底に残った粉も取り除きます。排水トレイを取り出した場合は、カスが少なくても一緒に空にするよう案内されています。
排水トレイは毎日洗う必要がありますか?
プリマドンナXSでは、赤い水位表示がカップ受けから出る前に、排水して掃除します。わが家では、牛乳がこぼれて排水トレイへ入ったときは、臭いや傷みを避けるため、その都度、食器用洗剤で洗っています。
抽出ユニットは、どのくらいの頻度で洗いますか?
プリマドンナXSの取扱説明書では、月1回以上の掃除が案内されています。電源を正しく切ってから取り外し、水へ約5分浸けたあと、流水ですすぎます。機種によって手順が異なるため、必ず自分の機種の説明書を確認してください。
抽出ユニットに食器用洗剤を使えますか?
プリマドンナXSの取扱説明書では、抽出ユニットは水だけで洗い、食器用洗剤や食洗機を使わないよう案内されています。
自動洗浄があれば、部品を洗わなくてもよいですか?
自動洗浄と、取り外した部品を洗うお手入れは別です。特にミルクを使ったあとは、CLEAN操作だけでなく、取扱説明書に従ってミルクが触れた部品を洗います。
プリマドンナXS以外も同じお手入れ方法ですか?
同じとは限りません。この記事はプリマドンナXS(ETAM36365MB)の体験です。部品、取り外し方、洗剤の可否、お手入れ頻度は、使用機種の取扱説明書を優先してください。
購入前の疑問や故障の記事も確認したい方へ
このページでは、デロンギのお手入れをいつ、どこまで行うかを中心に紹介しました。
購入前に感じた後悔や、ミルクメニューが動かなくなって修理した体験、ミルクチューブ・抽出ユニット・石灰除去の詳しい記事も、悩み別にまとめています。
まとめ|表示後でよいものと、定期的に確認するものを分けます
わが家で毎日、またはミルクを使うたびに洗っているのは、主にミルクタンクとミルク吸入チューブです。
水とコーヒーカスは、本体の表示に合わせて対応してきました。
ただし、表示が出たら中身を補充したり捨てたりするだけで、お手入れがすべて終わるわけではありません。
水タンクは月1回程度。
抽出ユニットも月1回以上。
本体内部は週1回程度、排水トレイは赤い水位表示が出る前に確認する。
取扱説明書を読み直して、表示がなくても自分で確認する部分があることを知りました。
使用機種ごとの正式な案内は、デロンギ公式「プリマドンナXS サポートセンター」で確認できます。
5年以上使ってきた私は、決して、お手入れを完璧に続けてきた人ではありません。
疲れた日は、カスを捨てるだけ。
水タンクも、汚れが気になったときだけ洗う。
抽出ユニットは、存在を知りながら一度も外していませんでした。
それでも、できていなかったことに気づいたら、今から変えられます。
毎日の私は、牛乳が触れた部分をその日のうちに洗うところまで。
表示が出たら、補充や廃棄だけでなく、残った汚れも確認する。
月に一度は、水タンクと抽出ユニットを思い出す。
すべてを一度に完璧にするのではなく、お手入れのタイミングを分けることが、これからもデロンギを使い続けるための、わが家の現実的な方法です。

5年以上使ってきたプリマドンナXSで淹れた、いつものラテです。
